HyperMemory vs Letta
ステートフルなエージェントを構築するLettaと、高度なメモリレイヤーを提供するHyperMemory。解決する課題が異なる2つのサービスの選び方を解説します。
| 評価項目 | HyperMemory | Letta |
|---|---|---|
| エージェントフレームワーク | 自由(Claude、OpenClaw、CrewAIなどをそのまま利用可能) | Letta専用フレームワークが必須 |
| アーキテクチャ | ハイパーグラフ構造メモリ | メモリ内蔵型エージェントフレームワーク |
| 有料エントリー | $12/月 | $20/月($20分のLLMクレジット含む) |
| 無料枠 | 3,000クエリ、3,000ノードまで | エージェント3つまで(APIキー自前持ち込みのみ) |
| LLMコスト | 含まない(ユーザー側で個別に管理) | クレジットに含む(Letta側でコールをルーティング) |
| MCP対応 | ネイティブ対応(本サービス自体がMCPサーバー) | MCPツールに対応 |
| メモリのアプローチ | 外部独立サービス(あらゆるエージェントと連携可能) | Lettaエージェント内のみで機能 |
| メモリの移植性 | 自由に出し入れ可能(あらゆるエージェント間で移行可) | Lettaプラットフォーム内にロックイン |
| ミドルティア | $20/月 | $200/月 |
| 料金モデル | ノード数 + クエリ数 | エージェント数 + LLMクレジット |
| 関係モデル | ハイパーエッジ(多方向の関係性マップ) | 会話ベースの文脈管理 |
| What It Is | メモリ専用サービス(MCPサーバー) | ステートフルなエージェントプラットフォーム |
メモリレイヤーか、エージェントプラットフォームか
LettaとHyperMemoryは直接競合するサービスではありません。それぞれAIスタックの異なる課題を解決するため、比較の性質が他とは異なります。
**Letta**は、エージェントの構築から実行、状態(ステート)管理までをシステム内で完結させる「総合エージェントプラットフォーム」です。記憶は数ある機能の一つに過ぎません。オールインワンのフレームワークを求めるならLettaが最適です。一方、**HyperMemory**は「メモリ(記憶)に特化した専用サービス」です。エージェント自体を動かすのではなく、エージェントに持続的な記憶力を提供します。現在お使いのフレームワーク(Claude、OpenClaw、CrewAI、OpenAI、その他MCP対応ツール)をそのまま使いながら、永続的なメモリレイヤーとしてHyperMemoryを追加できます。「どちらが優れているか」ではなく、「プラットフォーム丸ごと乗り換えるか、既存のシステムにメモリだけを追加するか」でお選びください。
併用することは可能ですか?
はい、可能です。LettaのエージェントはMCP(Model Context Protocol)サーバーに接続できます。Lettaのオーケストレーション機能を活かしつつ、バックエンドにHyperMemoryを採用すれば、強力なハイパーグラフ構造のメモリを統合できます。少し特殊な構成ですが、問題なく動作します。
偽りのない公平なガイド
こんな場合は Letta がおすすめ:
- 状態(ステート)管理が組み込まれた、独立したエージェント基盤を丸ごと導入したい場合
- まだ開発を始めたばかりで、特定のAIエージェントフレームワークを使っていない場合
- LLMのルーティングや支払いの管理をプラットフォーム側に一任したい場合
- 独自のルールに沿った、オールインワンのシステムが好ましい場合
こんな場合は HyperMemory がおすすめ:
- すでにClaude、OpenClaw、CrewAI、OpenAIなどでエージェントを運用している場合
- 現在の使い慣れたエージェントフレームワークを変えずに、記憶機能だけを追加したい場合
- 将来的なプラットフォーム移行を見据え、他のシステムへ自由にエクスポートできる記憶データがほしい場合
- 単なる会話の流れだけでなく、複数の要素が複雑に絡み合う「ハイパーグラフ」の関係性を保持したい場合
- LLMプロバイダーの選定やAPIコストを、自社で直接コントロール・管理したい場合
競合他社の価格最終確認日: 2026-04-30